親の介護はどうしたらよいのか

親の介護を考える

親は自分よりも年上ですから、自分が年を取ることよりも親の年のことを考えておかなければなりません。つまり、親の介護という問題が常にあるということなのです。

 

会社で自分がそれなりの仕事をいていたとしても、親の介護が必要になった場合は、自分の人生プランの修正を迫られることになるのです。

 

親と同居である場合は、その生活の延長として介護を考えてよいのですが、別々にすんでいたところに介護のための同居を考えると、簡単な問題ではないということは誰でも想像がつくと思います。

 

統計的に言うと75歳を過ぎると、要介護となる可能性が高くなっています。80~84歳までは9人に一人、85歳を過ぎると4人に一人が要介護状態と言われています。現代のような高齢化社会では介護問題というのは特別なことではなく身近な問題となっているということなのです。

 

その時になって迷わないようにあらかじめ介護について考えておくことは非常に重要なことです。親と話し合い、家族と話し合っておくことが大事です。

 

また、費用面についても親の貯蓄がどの程度あるのか、自分たちがどの程度援助できるのかを知っておかなければなりません。

 

親が子どもの世話になりたがらないといったことはよく聞くのですが、現実問題として誰の世話にもならずに人生を乗り切れるわけではないのですから、在宅介護をしなかったとしても日常的に頭の中に入れておくことが必要でしょう。どうしても在宅介護ができなくて、老人ホームなどの施設に入ることもあるでしょう。