親の介護と仕事
親の介護を行わなければならなくなった場合には、仕事への影響も無視できません。最近の会社では介護のための休職が認められるようになってきているようですが、現実の会社の中ではまだまだ理解がされていないと言われています。最近のニュースでも、「親の介護をするなら会社を辞めろ」と言われたといったものがありました。
高齢化社会を迎えており、介護というものは誰にでもあり得ることなのですが、社会全体としては認知されていないということなのでしょうか。身内に要介護者がいるのであれば、その大変さはすぐにわかるのですが、その経験がない人にとってはなかなか理解できないことなのかもしれません。
介護に疲れ果てて自殺を図るといった事件をみるたびに、介護の本当の苦しみは本人にしかわからないのではないかとも思えるのです。もちろん、そのような会社ばかりではないでしょうし、時代は介護が当たり前という方向に進んでいることだけは間違いないでしょう。
親の介護をしなければならなくなったら、介護に関する情報をできるだけ多く集めることです。自分が知らないということで、しなくてもいい苦労をすることは避けなければなりません。公共のサービスなども必要ならば、積極的に活用すべきなのです。
それを怠ることは親にとっても家族にとってもよいことではないと思ってください。介護は苦しいものであってはいけないのです。社会全体で助け合って、介護ができることが理想と言えるでしょう。